三谷幸喜のありふれた生活8 復活の日

何冊か年末年始用に本を買ったのだけど、ほっとしたい気分の時は三谷さんの本が一番いい。

サンシャインボーイズの人たちが集まって対談しているふろくがなかなかおもしろかった。三谷さんの厳しい演出、わたしからみればみな才能に恵まれて見えるサンシャインボーイズの人たちの中にあった焦りなど・・あと梶原善氏の奔放な性格。相島一之氏は

お前は伊藤とか善とかのマネをするな、奴らは天才なんだから。

とダメだしされ、アドリブで演じるのではなく、台本を地道に読みこんで、キャラクターを作って、芝居をしていきなさい、といわれたそうだけど、わたしもちょうど「ガラスの仮面」で「舞台あらし」(普段は地味なんだけど舞台に出たとたん注目をさらって、主役をくうくらいの輝きをもつ天才の意味)という言葉が出てきたときに、梶原善氏のことを思い出していたんだなぁ・・

あと、オードリーの若林をほめておられるところ、三谷さんの、演劇や映画の外の世界の人について語るところ、いつもおもしろい。(以前、野中広務氏の風貌をやさぐれ刑事にたとえたりされてた時も、うーむ、なるほど!と思った。)

三谷幸喜のありふれた生活8 復活の日

三谷幸喜のありふれた生活8 復活の日