シングルス

青息吐息のvhs専門レンタル店ふや町映画タウン。おすすめベスト1000を精力的に見ている。

この映画は単身者向けアパートの住人それぞれの恋愛をグランジミュージックに合わせて描いたものだけど、音楽と映画の空気がぴったり。キャメロン・クロウ監督は音楽ライターから監督になって自伝的映画「あの頃ペニー・レインと」なども作っていて、本当監督の良いところが発揮された映画と感じた。サウンドトラックは、

「グランジ」史上最高のアルバム50選 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

のベスト19位に入っている。

ミュージシャンを演じているマット・ディロンの虚勢が可愛くて魅力的。その彼と交際している役のブリッジット・フォンダ、2004年に亡くなった友人が彼女のことを好きだといっていたけど、確かに良い。恋愛の真理を突いているエピソードをとても親しみやすく演じている。。と、いうか、アパート住人のそれぞれのエピソードはどれも、あるある、という気持ちにさせられるし、恋愛だけでなく仕事も含めた挫折の表現に親近感を抱く愛すべき作品だった。

 

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 みたのはvhs版。

※アパートの部屋がその人を表しているのが楽しい。高速鉄道の夢を抱く青年の部屋の壁にはひかり号的な写真!なんだか嬉しい

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