若きマット・ディロンが少し路線変更して悪役を演じていて確かそのことが話題になっていたのが気になってみてみた。
不気味でショッキングな悪みたいなところはすごく90年代ぼい映画と感じたし、途中ヒッチコックの「めまい」をヒロインがみているシーンが出てくるのだが、監督はヒッチコックが好きでそういう方向で映画を作っているのだなあと思った。サスペンスとしてのおもしろさ重視、少々の無理は承知みたいなところが。
父親役のマックス・フォン・シドーはとてもよかった。この父親の守りは磐石だろうに、弱点は娘という風なところは説得力があった。
あともうひとひねりあるかと期待してみていたがそこはなく終結。でもヒッチコックもそういうときあるように思う。