遠い追憶の日々

ポール・ニューマン監督作品。ポール・ニューマンの作るもの、ほんとにいい。

この作品は死の病に冒された人々のサナトリウムが舞台。50を過ぎると結構直面してしまう身近な生と死の問題を丁寧にまっすぐに表現していて、それがつらくなく、うんうんわかる、そうだそうだと談話室にきたかのようなここちよさ。ずっと心に生きるであろう素敵な映画。ラスト近く、出てくる、失ったものをみるのでなく、今あるものを大切にしようという言葉は昨年亡くなった大切な友人windshipさんが亡くなる何日か前におっしゃってた仏教の「爾今」の考え方と本当に同じだった。

手紙は憶えている*1以来、魅力に目覚めたクリストファー・プラマーがこの映画でもたいそうよかった。というか、少ない登場人物、みな素晴らしい。隠れた佳作!

 

 ↑「ホラー」の言葉は版元にかかっているのかな??