主人公の男性が古典的男前なもんで、正統派二枚目グルメが蘊蓄を語る作品かと思いきや、タイトルの「孤独」っていうところがすごく大事で、いろいろな街に仕事がらみでやってきてよそもの感をもちながら、空腹に耐えかね、何かを食べ、そこでいろいろ思う、というストーリーで、さすが、細かい日常観察がおもしろい「ダンドリくん」(泉晴紀氏との共著)や小さなラーメン屋をテーマの話術で行ったことがない人まで楽しませてしまう「近くへ行きたい。秘境としての近所-‐舞台は江ぐちという名のラーメン屋」の久住昌之さん原作だなぁと思った。いえてるなーと読む人に思わす話がいっぱい。
もうひとつの魅力は谷口ジローさんのリアルな風景の描き方だろうな。どこの店のことか推測しながら読む楽しさがある。
- 作者: 久住昌之,谷口ジロー
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2008/04/22
- メディア: コミック
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- 作者: 泉昌之
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1998/12/01
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近くへ行きたい。秘境としての近所--舞台は"江ぐち"というラーメン屋。
- 作者: 久住昌之
- 出版社/メーカー: はまの出版
- 発売日: 1985/01
- メディア: 新書
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