2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ヒメアノ〜ル

公開当時予告編をみてすごいと思ってはいたし、また森田剛氏の出てくるテレビ番組などでも氏にとても魅力を感じたのだけど、とてもこわそうでwowow放映までみることを伸ばしてしまった。 予告編では、のんきな日々が視線を変えると・・という風にみえるけれ…

キネマ洋装店のたかぎさんのイベント*1にて過去にたかぎさん企画で神保町シアターで上映された「女優とモード 美の競演」のちらしをいただき、そこにこの映画が紹介されていたので興味をもってみてみた。 タイトルがあまりに昔のメロドラマみたいで警戒して…

法医学教室の午後

wikipediaの「法医学教室の長い一日」の項によると、これは1985年6月12日に水曜ロードショー時代に放映されたものらしい。 今、BSで再放送中の「それぞれの秋」で、小倉一郎氏が大好きになってしまい、また大森一樹監督のものも「オレンジロード急行」*1をみ…

ザ・ヤクザ

京都宝ヶ池の国際会議場が出てくるとのことでみてみた。 原作のレナード・シュレーダー、脚色のポール・シュレーダーの兄弟は親日家で大変日本に詳しいという。登場人物の中で日本の大学で米国史を教えているオリヴァー・ウィートという人物の家の趣味のいい…

妖刀物語 花の吉原百人斬り

文楽の好きな友人から文楽と日本映画がお好きな方のブログを教えて頂き、拝見していたらこの映画をほめてらっしゃって。。ふや町で借りてきた。古典歌舞伎の名作「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえひさめ)」の話をもとに依田義賢脚本、内田吐夢監督で作…

脚本家・木皿泉さんと読む「山田太一シナリオ」の愉しみ

里山社というところから「山田太一セレクション」といって「早春スケッチブック」「想い出づくり」、「男たちの旅路」の脚本が刊行されたのを記念に、山田太一ファンの脚本家木皿泉さん(お二人のユニットだけど女性の方だけの参加)とともに、山田太一シナ…

ブロークン 過去に囚われた男

2014年アル・パチーノ主演作品。パチーノ氏演じる錠前屋のマングルホーンは、昔は少年スポーツのコーチなどもしたり、また錠前の仕事で人の役にもたったりで、周りからそれなりに信頼や尊敬をうけてはいるのだけど、失われた恋愛に拘泥、根っこのところでは…

カーサの猫村さん 1

猫村さんの仕事しながらの鼻歌に周りがイラつく話、ここでも・・*1猫村さんが一生懸命にいってることが相手を微妙に傷つけたりする小毒の部分がなんとも魅力。カーサの猫村さん 1作者: ほしよりこ出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2010/05/27メディア…

白樺の林

1970年 アンジェイ・ワイダ監督。ポーランド版「ゆれる」*1とでもいおうか、兄弟の間の相手を忌々しく思う感情と振り子のようにそれを悔いる気持ちの揺れを描く。美しい白樺の林と兄の子供。yahoo movie *1:http://d.hatena.ne.jp/ponyman/20080202/12019484…

忍術千一夜

NHKのファミリーヒストリーという番組で、松方弘樹の家族のことを扱った回をみて、お父さんの近衛十四郎さんに関心を持った。(再放送2/9 0時15分〜)あの番組エンディングのくるりの「Remember me」ともあいまって、なんかぐっときてしまうことが多くて。さ…

マルサの女

日本映画チャンネルでやっていて、ちょうどtwitterでギリヤーク尼ヶ崎さんが出ているということでもう一度ちゃんとみてみた。テンポがよく圧巻で最後まで持っていかれた。あの音楽、そして、銀行の支店長が追いつめられて叫ぶシーン大好き。頭の中でリフレイ…

剣光桜吹雪

ふや町映画タウン内でアラカンさんの戦前作品のベストとの呼び声が高い作品。*1若くて正統派でかっこいいアラカンさんがみられる。 映画としてのつくり方も緩急のつけかたがうまく、基本シリアスな話なのだけど、ホームドラマ的な要素や、アラカン演じる松平…

珍妙な峠

「宿屋めぐり」*1の彷徨と「リフォームの爆発」*2や「バイ貝」*3等のお買い物奮戦記をまぜたような、茶色く煮込んだぐつぐつしたものが味を出しているような・・そのときそのときの自嘲記のようなところはリズム感にあふれとてもおもしろくどんどん惹きつけ…