2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ナルニア国物語 ライオンと魔女

半分はこどもへのお付き合いで映画館に出向いたのだけど、全然退屈することがなかった。本当に美しい映像、そしてきまじめなばかりでなく、どこかひねくれものの心をくすぐるような部分に満ちているな、と思ってみていたら、監督は「シュレック」や「シュレック…

ドレッサー

「ジョンとメリー」*1のすごく自然な演出がとてもよくてピーター・イエーツ監督に関心をもった私。 「ジョンとメリー」のときはNYの美しい風景と人間模様をうまく表現していたのだけど、この作品ではイギリスのシェークスピア巡業劇団の人間模様を描いたもので、…

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

ウォレスとグルミットのシリーズが大好きで、公開早々映画館にはせ参じたのだけど、今までのようにもう少し短くてちょろっとしたおはなし、っていうのも味があってよかったな、と思った。もちろん キャラクターの魅力は十分だったのですが、メジャーデビュー…

泥棒成金

windshipさんがすすめてくださる。 昨日は、ヒッチコックの「泥棒成金」を見ました。サスペンスの色合いは薄くてラブロマンスミステリーてな感じでしたが飽きさせない展開でグレースケリーは美しくケーリーグラントはダンディでした。盗賊ルビーキャットのお…

メリンダとメリンダ

先日ウディ・アレンの「僕のニューヨークライフ」をみてとても楽しんだもので、同じウディ・アレン作品「メリンダとメリンダ」も京都に来るけれど、「僕の〜」を観たあとの幸せな気持ちが変化したらいやだなぁと、観にいくのを迷っていた私。でもやっぱりウディ・…

王になろうとした男

ショーン・コネリーとマイケル・ケインの映画。なんか途方もない男のロマン、あるいは帝国主義?って感じもあるんだけ、自分はマイケル・ケインの顔みてるのが大好きだから楽しめた。そして、はじめは途方もなく感じたストーリーもなんだか味があるように感…

キングス・オブ・クレズマー

東欧ユダヤ人の伝統音楽クレズマー・ミュージックのエプスティン兄弟っていう人たちのドキュメンタリーを観る。 音楽がクストリッツアのみたいでなんとも哀愁のあるかっこよさ。キングス・オブ・クレズマー【字幕版】 [VHS]出版社/メーカー: アップリンク発…

ジョンとメリー

ウディ・アレンの「僕のニューヨークライフ」のニューヨークの風景がとってもよかったのだけど、69年のこの映画のNYの風景もものすごくよかった。ダスティン・ホフマンとミア・ファローの映画だけど、気持ちの機微がナチュラルに表現されていて映像詩っぽい…

消費セラピー

辛酸なめ子さんの本はほんとちょっと斜に構えた頭のいい人の与太話をきいているという感じでとても楽しい。最後の、(そしてこの表紙にもなっている)紀宮さまのご結婚疑似体験のコーナーはちょいと長すぎる感じがしたけれど、その前に載っていた紀宮さまの…

批評の事情ー不良のための論壇案内

著者のまえがきにあるように、現代日本の若手・新人の評論家について一望できる本。わたしは斎藤美奈子、豊崎由美、リリーフランキー、岡田斗司夫、椹木野衣などの名前が出ていたので買ってみました。名前だけはきくけれど。。と思うような人たちについても…

東京飄然

商品紹介に載っている白いカバーをとるとムードのある写真コラージュが。。町田康さんってパンクだけどとても上品な作家で、本当の意味で趣味がいい。普段は「上品」なんて思わせないところがまたいい!日常のことをぶつくさいっている姿が読んでいて心地よ…

私はハロン棒になりたい

身辺のことを書きながら本の話にもっていくパートと身辺のことで終わっているパートがあるんだけど、身辺の話はどうしても本のはなしとからませた部分の方が格段におもしろい。私はハロン棒になりたい作者: 青木るえか出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 20…

ベストセラー本ゲーム化会議

同じ人たちで作った「日本文学ふいんき語り」が大変おもしろかったもので、その前にでていたこの本も読んでみた。三人とも1960年代生まれの有名ゲーム作家。わたしも60年代生まれなのですが、ちょうど社会の中間にあって現場を動かしていくポジション…

読むのが怖い

北上次郎さんというのは、「本の雑誌」の目黒孝ニさん。大森望さんは、「文学賞メッタ斬り」ではじめて知った翻訳家、評論家の方だけど、その後NHKの「名作平積み大作戦」などでおみかけし、その幅広い知識と、ものごとを固定化しない切り口にとてもひか…

百年の誤読

20世紀のベストセラーを岡野さん豊崎さんのお二人が読んで「名著といわれているから。。」とかいうバイアスなしに、「こんなこという主人公ってどうなんだろう。。」と楽しく語り合っていく本。豊崎さんは「文学賞メッタ斬り!」や「TV BROS.」のコ…

鬼が来た!

日本占領下の中国の村での日本兵と中国の村人の間に繰り広げられる話で、題材的に日本人の自分には他の国の戦争ものをみるときとまったく違う、自分をつきさすものがあるのは確かだけれど、監督の視野が狭くないので、やっぱり戦争ものをユーモラスに、でも…