日本占領下の中国の村での日本兵と中国の村人の間に繰り広げられる話で、題材的に日本人の自分には他の国の戦争ものをみるときとまったく違う、自分をつきさすものがあるのは確かだけれど、監督の視野が狭くないので、やっぱり戦争ものをユーモラスに、でもきっちりと描いたりする岡本喜八監督のものをみるときのように楽しみつつみられるし、パンチのある笑いが随所に活きている語り口だからこそ自然に戦争や人間のどうしようもなさがすっと胸におちてきた映画だった。
疾走するカメラ、効果的な音楽、映画のもつ力強さがぐっと胸にせまり、しばらくぼんやりしてしまった。凄い作品。
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- 発売日: 2002/11/22
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