メリンダとメリンダ

先日ウディ・アレンの「僕のニューヨークライフ」をみてとても楽しんだもので、同じウディ・アレン作品「メリンダとメリンダ」も京都に来るけれど、「僕の〜」を観たあとの幸せな気持ちが変化したらいやだなぁと、観にいくのを迷っていた私。でもやっぱりウディ・アレン作品を観ないでがまんしてはおれなくなって「メリンダとメリンダ」の方も観にいった。

一言で言うと行って良かった!ウディ・アレンはでてこないのだけど、普段ならウディ・アレンがいいそうなせりふをいう人物が登場。以前のウディ・アレン映画でウディが女性と親密になるのと同じようなシチュエーションが使われたり、ずっと彼の映画をみてきたファンにはたまらないシーンがあった。そしてウディ・アレン自身が演じるより、過剰で神経症的な感じがなくて、純粋に笑えてよかったかもしれない。。

もとはひとつのストーリーを悲劇作家と喜劇作家が描くとどう違うか、という話だけど、両方いつものウディ・アレンらしさがでているし、はじめ宣伝でみていたときは喜劇に出てくるメリンダを悲劇の方だとまちがえるほど、シリアスなシチェーションっていうのは世の中にあふれているのだけどそれをどう味付けしてどんな視点でみていくかだよな、まさに。。と思わされた。

「僕のNYライフ」を観たあともブログで話題になった暖色系の色遣いが今回も活きていたし、インテリアも音楽も服装も趣味がいい!まとめかたもとてもよかった!最近観たニ作品は特に好みで、いつまでもいい作品を出してくれるウディ・アレンという監督が元気でいてくれることに感謝と喜びの気持ちをかみしめてしまった。