海ちゃん〜岩合さんのこと

岩合光昭さんがほれこんでお寺からもらってきた猫、海ちゃんの一生を撮ったもの。文章は奥さんの日出子さん、写真は光昭さん。
文庫の後ろの解説文にある「海ちゃんのステキな一生」という言葉に海ちゃんの最期まで見届けなきゃいけないんだな、と読む前に湿っぽい気持ちになったのだけど、ごく自然の流れとしてとらえられていて、読んでいる方もキツくなかった。愛情はあるんだけど、本当に自然でありのまま、美化しすぎたりすることなく表情豊かな海ちゃんの生活が描かれているのが魅力的だし、それがとてもかわいらしい。
解説は田村隆一さん。とてもチャーミングな文章。劇団四季のミュージカル「キャッツ」の原作がT.S.エリオットの絵本とは知らなかった。田村さんの手による原作読んでみたい。

海ちゃん―ある猫の物語 (新潮文庫)

海ちゃん―ある猫の物語 (新潮文庫)

キャッツ―ボス猫・グロウルタイガー絶体絶命

キャッツ―ボス猫・グロウルタイガー絶体絶命

★2005/11/3 かなさんよりいただいたメールに、岩合さんの犬もののおすすめが載っていて許可をもらっているので転載。

「ニッポンの犬」(平凡社岩合光昭)。柴犬、秋田犬だけでなく、紀州犬四国犬北海道犬などが大集合です。日本の犬たちの中には絶滅寸前の犬種もいるようですが、この写真集の犬たちは「カワイイ、りりしい、たのもしい」感にあふれています。「写真集は大きいし、ちょっと・・」と思われる日本犬好きには「2006年週めくりカレンダー ニッポンの犬」(平凡社)を。

ニッポンの犬

ニッポンの犬

最近のが週めくりになっているのかどうかはわからないけれど・・

★2002年10月に掲示板で岩合さんの写真が話題になった時、
yukkekoさんが

岩合さんご一家をモデルにした、(奥様の日出子さんが書いた本をもとにした?)「アフリカ・ポレポレ」というドラマを以前NHKで見ました。それ以来図書館で岩合関連の本をあさりましたヨ!!
中で手頃なモノを実際買ったり、プレゼントにも使ったりして、入れ込んでました。

と書いておられる。

さらにふぃりっぽさんよりDigital Iwagoの紹介も受けている。