いつか見た風景

1964年〜2011年に北井一夫さんが撮ってこられた写真を年代順、テーマ別に紹介したもの。
「過激派・バリケード」という写真群で、過激派がたてこもっている場所の生活用品で表現しているところ、ゲバラの写真で、胸にさしてある歯ブラシをみて感動したことからだという。(偶像化された革命家闘士にも日常生活があったんだという発見)
「港湾労働者」にしろ、「過激派〜」にしろ、「三里塚」にしろ、その向こうにストーリーが感じられるような、映画のショットのようにも見える写真。
73年〜81年の「村へ」、消えゆく浦安の漁村風景を撮った「境川の人々」が私は好き。
「1990年代北京」もちょうど自分が映画でみていいなと思っている胡同のあるような北京の姿が多々。(その後かなり変化したとのこと)

いつか見た風景

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