教養がないため、シェイクスピア劇の言葉の流麗さに感情がついていかないもどかしさを覚えてしまいがちなんだけど、かみくだいて教えてもらうとそれが使われている劇を離れて普遍的な輝きを持っていることがわかる。そしてそのことがわかると、その文言のかっこよさすばらしさはしっかりと体感でき、使いまわしたくなるほどだ。ごくごく一部のシェイクスピアの言葉しか自分には理解できていないけれど、もうちょっとしっかり勉強して自分のものにしたくなる。
この3巻にそのようなことが直接描かれているわけではないけれどシェイクスピアの文言のなりたちに、預言めいた能力があるものがかかわっているということで、そこにシェイクスピアの言葉が時空を超えた普遍性を持っているゆえんがあるとの解釈がなされているのでは・・と思った次第。
7人のシェイクスピア 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 作者: ハロルド作石
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/01/28
- メディア: コミック
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