芙蓉鎮

先日見た西太后付きの宦官役や「鬼が来た!」の監督で注目し、個人的に作品を追っかけているチアン・ウェン主演作品。私のチアン・ウェンブームが遅いだけで、役所広司なみにある時期の中国映画には出ずっぱりらしいのだけど・・
63年から79年くらいまでの中国のある村の政治的変遷に翻弄される人々を描いているのだけど、もっと後に作られた(自分はこっちを先にみた)チャン・イーモウの「活きる」を少し思い出した。「活きる」の方が制作年代が後ということもあるのか、ちょっと洗練されたつくりになっている気がしたけれど、これはこれで長さを感じさせないよきまとまり方だったし、あざとさがなくて好感が持てる。抑え気味の恋愛シーンの演出とかみずみずしくて、リアルですばらしい。なんだかどきどきする。
チアン・ウェンの演じていた人物像から感じたのはどんな境遇になっても教養というものが自分を助けるなぁ・・ということ。

芙蓉鎮 全長・公開版 [DVD]

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みたのははビデオ版ですが・・