妖怪と歩く、ほんまにオレはアホやろか

ゲゲゲの女房」に影響されて水木しげる氏関連の本を2冊同時に。「妖怪と歩く」は足立倫行さんというノンフィクション作家の書いたもの。「ほんまに〜」の方は水木さん自身の本。「ほんまに〜」の方は最初ポプラ社から出ていて割合平易な言葉で綴られており、子供にも読めるように書かれている自伝という感じかな?「ゲゲゲの女房」に出てくるエピソードの基になる話がでてきてテレビとあわせ読むとおもしろい。「妖怪と歩く」は、第三者ゆえの客観的な視点もまじえた水木氏との記録。「ほんまに〜」に載っている話が「妖怪と〜」の方で足立氏によって観察されていたりして水木氏のことを奥行きをもって理解できる。自分の興味のおもむくままにしか動かないケロっとした感じ、でも自分の生活は自分で支えねば、と考えるゆえの現実的な感じとかがしっかり伝わりとても興味をひかれた。


妖怪と歩く―ドキュメント・水木しげる (新潮文庫)

妖怪と歩く―ドキュメント・水木しげる (新潮文庫)

ほんまにオレはアホやろか (新潮文庫)

ほんまにオレはアホやろか (新潮文庫)