信頼できるレビューをいつも書かれる方がこの映画のことをほめておられ、みたいなと思っていたらNHK-BSでの放映が。岡本喜八監督だからコミカルなのかと思いきや、入口は入りやすいけれど、内容はすごい迫力のシリアスドラマだった。そういえば岡本監督の「肉弾」なんかも軽妙な入り口だからこそ伝えたいことがずっしりと伝わるものがあったなぁ。。桜田門外の変に託して、体制につかえるとは。。ということをぴっちりと描いているように思う。わたしがいままでみてきた伊藤雄之助さんはどっか抜けた味があってその映画の清涼剤って感じが多かったのだけど、この映画の彼はすごい。あの眠そうな目がいつもと全然ちがってみえる。本物の俳優さんだなぁ。東野英治郎氏も黄門様なんかより、この映画のような商人の方がほんとに似合っている気がする。
★この日記を書いたあとで、もともとの動機になった方のレビューをもう一度みにいったら、すすめておられたのは岡本喜八監督の「斬る」で、「侍」については言及されてなかった。。勘違いからのスタートとはいえ、この映画はみてよかった!
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2007/11/23
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 79回
- この商品を含むブログ (15件) を見る