地蔵盆

送り火を終えると、京都は夏の終わりに向かう感じがするのだけど、子供にとって夏の最後のお楽しみが町内の地蔵盆。京都では8月20日すぎから各町内で定められた日にお地蔵さんを囲んで地蔵盆をするのは当たり前の風景なので、全国的に8月末には地蔵盆をするものと思っていたけれど、そういうの全くないエリアもあるらしい。

写真はお坊さんが読経しておられるところですが、このあとはもうすっかりゲーム、アトラクション、おやつ、福引きなど子どものお祭りという感じになる。子どもの時は本当に楽しいだけの行事だったけれど、今やわたしも何年間に一度の当番をこなさなきゃいけない大人。。老齢化の進んでいる町ではテントの設営ひとつでも年々大変になっており、こどもがほとんどいないからと地蔵盆がなくなっているご町内もある。地蔵盆を楽しみにして大きくなってきた自分としてはいつまでも地蔵盆を残していきたいなと思うけれど、当番になったひとたちの大変さも充分わかっているし、ちょうどいい形で残していけたらいいなぁと考えている。

地蔵盆の準備でわたしが一番大変で、でも割合好きなのが福引きの景品の手配。千本三条あたりに、あてものとか駄菓子屋さんでみるような玩具から、デパートで売っているようなおもちゃまで各種とりそろえた昔ながらのおもちゃ屋さんがありそこの商品をみるのは本当にわくわくする。300円、500円、1000円など値段別や、年齢別にわけたコーナーもあり、すごく地蔵盆仕様のお店。

関心空間に載せていた時のid:windshipさんのコメント
>>地蔵盆、子どもの頃のとってもいい思い出の一つでした。でも、大人になって路地を覗くだけの日々が続いていて、もう自分には関係のない世界だわと、淋しい気持ちだったのですが、子ども誕生のおかげで(もう10歳なんだけど)また参加者になりました。当番が回ってくるのはつらいけど(!)小さいみんなの胸にいくつになっても忘れない思い出が残ってくれればいいなあ。。。