西陣界隈の機の音

windshipさんがボードに書いてくださる。

京都にずーっと住んでいますが、
実のところ、「西陣」がはっきりとどこなのやらわかってなかったりします。

で、このところ、自転車で東大路〜西大路を横切る事が時々あり
ルートを変えたりして楽しんでいるのですが
今日は、西大路から上立売りや五辻をクネクネと通り
相国寺を風のように(フフ)突っ切ったのですが
途中、織り屋さんらしき町家から、織り機の音が聞こえてきました。

そのあたりからは、何軒もその音が聞こえ
居住年数からすれば多分おりがみ付きの京都人とよばれてしまうでしょうに
初めて、なまで、重なる織り機の音を聞いて、立ち止まりこそしませんでしたが、ちょっと、感無量でした。


映画やTV、報道番組などなどで
京都といえば西陣西陣といえば機織。
旦那集に支えられてきたであろう老舗の料亭や
おいしいもん屋さんは、今でも点在しているし
隆盛時を知らない身にすれば
曲がっても曲がって聞こえる機を織るガシャガシャという音は
ただただ、うれしくあります。

途中、五辻では、ぽんさんがリンクでご紹介の
串幸」さんのお店も発見しました!

音も香りも味も手触りも。。。
実際に自分で体感するって贅沢ですね。

mikaちゃんのコメント

西陣あたりは、先日の京都旅行の折りにも
ぽんさんに案内してもらいました。
風情のあるところでしたねー。
私たちも、機織りの音に耳を澄ませましたよ!

五辻と言えば昆布屋さん!(五辻の昆布
先日は、閉店間際に行ったので、お土産をパパッと
買っただけだったのですが、
初めてぽんさんに連れて行ってもらったときには、
昆布茶を出して下さり、昆布もいろいろつまめて
とっても楽しかった〜〜。

そんな素敵な京の街角の自転車散歩、
羨ましすぎます!

やまねこ屋さんのコメント

高校時代からの友達のお家が西陣の職人さん夫婦で、遊びに行くといつも機の音がしてました。
でも、今は不況から廃業されて、転職されたそうです。
織り機はそのままあるそうですが、そのお家も道路拡張で
近々取り壊されるそうです。
実家が無くなってしまうのはなんともさみしいわ…と友人。

生まれ育った家って特別なものですよね。
私は転勤族で、今の大津の実家も12歳からしか住んで無いのですが
生まれてから5歳迄、大阪、吹田千里山に家があって
引っ越ししてからずっと訪ねられなくて(人手に渡ってはいたのですが)
でも、夢に何度も出てきたりして、で、二年程前、ようやく訪れることが出来た時、両隣りはそのままの家だったのに
家はすっかり建て替えられて、別物になってたのを目の当たりにしてかなりショックでした…。
…想い出話しになってしまいました〜。

そうそう建物って住んでいた人の痕跡(目に見えないもの迄)
ずっと記憶して行くんだそうです。
古い家が壊されるのを見る時って、なんともいたたまれない気持ちになるのはそんなせいもあるのかな。