朝日新聞から

11/29朝刊 「核といのちを考える 被爆国から2015冬」という記事
カルビー元社長松尾雅彦さんのインタビュー記事、興味深かった。
先日読んだ中沢新一さんの「アースダイバー」*1や「大阪アースダイバー」*2で感じた事(資本主義的価値観にのまれてしまう)と重なるところがある気がして。
はてなブックマークしておいておきたかったけれど、検索すると大阪の記事としてあがってきてブックマークできないので、ここにメモ。

 「お菓子には夢がある」なんて必ずしも思わない。食べ物は戦争の原因にもなる。そこにあるのは経済を優先する「重商主義」。稼ぎを重視すると、行き過ぎた競争になる。「相手からどれだけ取れるか」。これが戦争につながるんです。
 原子力発電も重商主義の延長にあります。「核」を利用できることで、米国やフランスのようなトップレベルの国であり続ける。いざとなれば、日本も核兵器をつくれるわけですし。
 安全保障で「抑止力」という言葉がありますが、私は「軍拡競争」を言い換えたように聞こえます。表と裏があるのが言葉。両方を見なければならない。首相の安倍さんに「安保法はだめよ」という人の言葉は届いていないし、「だめ」と言う人には「必要だよ」という声も届いていない。比較してこそ議論なんです。