仕事場対談

和田誠さんが興味のあるイラストレーター(広義での。。)の仕事場にいかれ、そこでの対談で構成されているのだけど、イラストをかくわけでもない私にもとてもおもしろい本だった。日頃作品をみて気になっていたけれども人物そのもののことはあまり知らなかった、たとえば大田垣晴子さん、スズキコージさん、長新太さんなどがどういう風にして世の中にでられたのか、そしてどういうことを心がけて作品を作っておられるのか、という話は作品をより味わえる感じで刺激になる。とてもビッグネームになっている人、絵は知られていても名前の方はそんなに知られていない方などそれぞれですが、どの対談も人間がよくでていて楽しい。どなたも立派な仕事をしている人たちばかりだけれど、そこに至る道はそれぞれでなんか、励まされる気分にもなった。

仕事場対談―和田誠と27人のイラストレーター

仕事場対談―和田誠と27人のイラストレーター

windshipさんのコメント

和田誠「仕事場対談」

「図書館にあるよ」と、お聞きして、さっそく借りてきました。
(こういうことは、仕事が早い。。。)

まだ、読んだないのですが、パラパラめくって、ニヤニヤしています。

和田さんといえば、「お楽しみはこれからだ」とか「たかが映画じゃないか」の中のスターの似顔絵(?)を、まっさきに思い浮かべますが(いまも、本棚からひさ〜しぶりに手にとって、思わず、熟読しかけてしまいました)
とても見識の高いかたという気がします。

チラッと見かけた、長新太さんの「ゴムあたまポンたろう」(第四回日本絵本大賞受賞だそうですが)
このネーミング、スゴイ受けちゃって。。。なんか、いいな〜〜

お一人お一人の現場、楽しみです。

お楽しみはこれからだ―映画の名セリフ

お楽しみはこれからだ―映画の名セリフ

たかが映画じゃないか (1978年)

たかが映画じゃないか (1978年)

ゴムあたまポンたろう (絵本・こどものひろば)

ゴムあたまポンたろう (絵本・こどものひろば)

私のレス

和田さんの「仕事場対談」楽しいよね。
それぞれの人柄がすごく出ているし
和田さんとのつきあいがよくわかる。和田さんのことも
よくわかる。。親しい人との会話はぽんぽんと弾んで
声をだして何回か笑いました!
横尾忠則さんとかもう天真爛漫すぎてすごくおかしかった!
で、わたしの好きなイラストレーターの人脈もいろいろわかって楽しかったなぁ。。
沢野ひとしさんや佐野洋子さんが山本容子さんに銅版画ならったこととか。。
山本さんも、絵本の店で絵本題材にしたはがき買って以来気になっていたのですが
こういう経歴の持ち主で、こういう風に仕事されてるんだ〜と認識したり。。
和田さんのかかわっておられた「話の特集」もすごい雑誌だったみたいですね。

和田さんの絵が表紙の本買うのが好きなんですが絵をどういう風に本にいかすかデザイナーとのせめぎあいの話もおもしろかったなぁ。。

芸術的絵画よりパッケージだとかのデザインとかイラストとかの方が興味あるわたしにはすごくおもしろかったし、それと離れて仕事もの ってなんか楽しいなぁ。。
仕事のやり方のインタビューって大好きなんです。
またいいのがあったら教えてね!

図書館の旅のコーナーにある奥様との共著の
旅日記もちょっと気になってます。。

windshipさんのコメント

話の特集」そういえば、横尾さんや、和田さんの表紙がありましたね。
殿山泰二さんが書かれていたりまるで無駄なページがない感じで、濃かったです〜

ある時期惜しげもなく処分した雑誌や本や、企業のPR誌の中に「話の特集」や、古い「アンアン」とかもはいっていて覚悟してはいたけど、やはり、今ごろとみに大馬鹿者の私、って、思います。

ぽんさんは、大事にすべきものは、きちんと大事にされててそこが、ほんといいです。

立花さんが書いてらした、もののエネルギーって、こういうことなのかな、とも思います。

私のコメント

話の特集」、現物の思い出はあまりないのですが、とにかくあの対談に何度もでてきていたのと、
「モダン古書案内」*1という本にも写真や解説が載っていてかっこいいなぁと思っています。
話の特集」系のそういう人たちの関連本って一乗寺のけいぶん社にいろいろおいてありますね。
なんかいろいろ読んでみたいと思っています。
ちくま文庫からでているものも多いですね。

澤村可奈子さんからすすめられた竹中労さんも「話の特集」にも載せておられたり関係あるみたいですね。
あと阿佐田哲也さんとかの麻雀の話とかも話の特集からでているみたいですが、映画「麻雀放浪記」もかっこよくて大好きだったなぁ。。
(阿佐田さん原作、和田さん監督作品でしたね!)

初期の「anan」は母がずっと買っていてかっこいい雑誌だったなぁってよくおぼえています。
ある時全部処分しちゃってわたしも残念に思っています。
秋川リサさんとか写真家の立木さんとかすごくよくでてきていたなあ。。あと資生堂山口小夜子さんとか。。
パンダのマークもかわいかったし、なんかパワフルで今もう一度読みたいと思います。「アンノン族」なんていわれてたけど、アンアンとノンノは全然違う雑誌だったのになぁ。。

時代がもうちょっとあとになると(80年代前半かな?)
のちに「ファンシーダンス」できれいなお坊さん役をされた甲田さん(女性)がたくさん出てこられてたなぁ。。
そうそう小林麻美さんもよく出てきたような。。
なんかそういう時代ははじめの つけまつげ的な70年代世界世界とはまた違う感じではじめの方がパワーがあったとは思うけどやっぱりそれなりの魅力はあったなぁ。。