黒蘭の女

 

またまたウィリアム・ワイラー×ベティ・ディヴィスの作品。ちらっとみたあらすじで「悪女ものか」と思いながら鑑賞。良くてびっくり。

ベティ・デイヴィス演じる主人公は勝ち気な南部の女。「風と共に去りぬ」も思い出すななんて思っていたらベティ・ディヴィスが「風と共に〜」に出る可能性もあったことも手伝ってモノクロの「風と共に去りぬ」とも呼ばれているらしい。美しくてかっこいい。

南部の文化ってこういう感じかと実感したり、ベースになる恋愛話もワイラーの演出がくっきりしていてちょっと安易に想像してしまうようなクラシック映画の恋愛ストーリーとは一線を画している。なんかまるで松任谷由実の楽曲「DESTINY」みたいなノリで面白い。

ベティ・デイヴィスにとっての大切な男性、濃い顔だなあとしか思っていなかったがヘンリー・フォンダだったと判明。いろんな顔で私をびっくりさせくれる。(自分が無知なだけか・・)