レインボウ

原作ではこの作品の続編にあたる「恋する女たち」の方は以前みたことがある。*1。その時は、個性の強い登場人物に少し腰が引けていたような気がするのだけど、今回、ヴィクトリア時代に自我を追い求めるヒロインの姿にとても打たれた。女性が自分の理想を追い求めることは簡単なことではない、きれいごとですまないということが身に沁みて感じられ、ラストの泥まみれ状態からの再スタートの姿はケン・ラッセル版「風と共に去りぬ」のようで、ぐっときた。また、妊娠というものへの捉え方も明らかに自分の中でかわったなあと感じる。そういう感想の変化は自分のその間の経験からくるものだと思う。
ダウントン・アビー」の執事カーソン役のジム・カーターが校長役で出演。

レインボウ [VHS]

レインボウ [VHS]