狸ものミュージカルに弥次喜多道中記の物語を加えた娯楽作。
タイトル画からして狸をデザイン的に配してしゃれた感じがするし、
時代劇なのに大胆な場面展開があり楽しませてくれる。
美術は内藤昭さんという方。
調べたらとても有名な方で京都文化博物館でも追悼特集が組まれていたらしい。
「夜の河」や「泥の河」の美術を担当されていたのか・・確かによい美術だった。
東陽一監督が聞き手となられたご著書もあるらしく内容をみていたら興味深い。
リトルモアという会社から出ている本は面白いものが多いし、京都市の図書館に所蔵あるので読んでみようと思う。
阿波から江戸まで弥次喜多に化けた狸二匹(雷蔵さんと勝新)が宿場でハプニングという筋だが、音楽もマンボっぽいのもあったりなかなか楽しめる。狸だけにはじめは茶髪っぽい感じで出てきてちゃらけているというか時代を超越しているというか・・
勝新さんは最近座頭市ばかり観ているものではじめ誰だかわからなかった・・