「恋人たちの予感」*1の脚本、「ユー・ガット・メール」や、かわいらしい佳作「マイケル」*2や「奥様は魔女」*3の監督・脚本のノーラ・エフロン監督・脚本作品。wikipediaには、「史上最低映画の一つ」などと不名誉なことが書いてあったが、そんなに酷いものに思わなかった。クリスマスって、happyじゃないとあかんみたいな空気が流れて人を追い詰めるよね、というような台詞が、「いのちの電話」業のスティーブ・マーティンの台詞であるのだが、その通りであり、そんなコンセプトのもとに進むストーリーはそう悪いものでないし、私はむしろ好きだな。
若きアダム・サンドラーがウクレレを奏でる若い衆なんだけど、ウクレレに合わせて歌う歌も結構センスがいいし、登場人物の一人が壁画画家なんだが、最後に出てくる彼の作品もかわいらしくてとても好み。妊婦役のジュリエット・ルイスもクライマックスシーンでは聖母マリアのようだったし、この映画そんなに悪くない。ノーラ・エフロンの経歴に傷をつけるようなことはないと勝手に判断した。