キャサリン・ヘップバーンとの軽いドラマ「恋の旅路」や、監督作品「結婚」を観て*1、ちょっとした ローレンス・オリヴィエブームが自分の中に訪れ、この映画も観てみた。「王子」という邦題がついているけれど、wikipediaによると、このタイトルの「prince」は「大公」の意味とのこと。オリヴィエは、王子なんて感じでなく、国王の父で摂政、確かに「王子」の訳では違和感あり。この映画でのオリヴィエはちょっと津川雅彦風。
この映画で大事なのはマリリン・モンロー演じる踊り子の役。大公も軽い気持ちで滞在先に呼び、観ている方もそんな気持ちで彼女を観始めているのだが・・というストーリー。展開もイギリスの舞台劇が原作らしい空気。
マリリン・モンローは、映画化権を購入しこの作品に取り組んだようだけど、オリヴィエがどうも現場で彼女に対して厳しかったようで。。「マリリン7日間の恋」というのはこの映画の裏話が描かれている作品らしい。