エノケンの法界坊

横尾忠則氏と淀川長治氏の対談集*1で、おもしろいとほめてあってみてみた。横尾さんがとても大好きな映画らしい。歌舞伎で「法界坊」のお話を知っているとすんなりはいっていける(多分作られた昭和13年当時みていたひとは楽勝)だろうけれど、前知識ないとなんかちょっと置いてけぼりになる可能性はある。まあ法界坊っていう破戒僧みたいなのがめちゃくちゃするってお話で、和製ミュージカル(メロディーは海外由来の有名なものが多いと思う。音楽スタッフ栗原重一氏と解説書に書いてある。)なのでそんなに深く考えないでも楽しめるとは思うけれど・・
法界坊がぱっと消えたりするシーンなかなか凝っている。
美術は成瀬監督の美術で有名な中古智氏。

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