2014-04-03から1日間の記事一覧

オリヴィエオリヴィエ

大傑作。失踪ものというのはどうもモヤモヤするもので、ためらっていたのだけど、ふや町映画タウン、淀川長治氏、ウェス・アンダーソン監督のおすすめにあがっていて、みてみたら、失踪のもやもやでひっぱるのでなく、失踪から起きる家族の心の中を描いてい…

逃北〜つかれたときは北へ逃げます〜

能町さんの本を読んだのははじめてだったけれど、なんともおもしろかった。屈託を抱えながらの丁寧さ、それが馬鹿丁寧でバカにされている感じでなく、自分の心にそっと寄り添ってくれる感じ。「北」が必ずしも緯度的なものだけでなく心理的な北を指すといっ…

猫のよびごえ

タイトルどおり捨て猫のよびごえにこたえてどんどん猫屋敷化していく町田さんの家。帯にある「みんなが生きていたこと、その時間」まさにそういう本。猫のこと離れて一般的に家族として生活していくことをも表現しているような・・町田さんの猫に寄り添った…