10代の宮崎あおいと蒼井優。宮崎あおいの何をしでかしてもなんとなく共感するような気持ちにこっちがなってしまう美少女力が凄い。蒼井優は宮崎あおい演じるサチ子と同じクラスの、サチ子の面倒をなにくれとなくみている女の子夏子役で、夏子の側から見たら「なんで・・」というようなことが起きたりするけれど、そうなること、なんとなくわかる気がしてしまう。庇護したりされたりするような関係はごめんだ、そのつもりなくてもそうなってないか、ってことをサチ子は無言で訴え映画の中では極端な形で表現しているような。。私が思うタイトルの「害虫」とは、あくまで人間側のつけた分類で、害虫自体はただただ生きるためにいろいろやっているだけという感じ、自分にとって害をもたらすかもたらさないかでカテゴライズすることってどうなの?っていうようなことなのではないかな。。
またサチ子に好意を持ってる男子との教室でのシーン、宮崎あおいの相手を封殺する演技、とても印象に残っている。凄かった。
サチ子の心情を反映しているような音楽の使い方も心に残ったが、音楽はナンバーガールといって、どうも友人の好きな向井秀徳氏がされていたバンドらしい。
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