その場所に女ありて

みることになったきっかけのキネマ洋装店さんのページにいちいちうなずいてる。冒頭、男言葉の「幹事長」なる女史に圧倒されたが、ずっとみているうちに違和感はなくなってくる。キネマ洋装店さんの書かれているとおり、きりっとした司葉子の女を武器にしない仕事っぷり。ビデオにはさみこまれていた山根貞夫の解説によっても、それまでの彼女のイメージをうち破るかなり画期的なものだったらしい。(このあいだみた成瀬監督の「女の座」*1でもクールな感じではあったけれど、ここまでではなかったな。)
山崎努がほんと根性サイテーの社員役で驚く。(後年の「ザ・商社」などのイメージを持っているもので)
森光子のどうしようもない旦那役は児玉清さんだったか!こちらも往年の気品などかけらもなし。
そして、こくのあるディレクターは浜村純さんか・・ふむふむ。
昭和37年封切のこの映画、当時の銀座の風景も楽しい。


all cinema