正編の三巻ではついに家が建つ。木材の調達に鳥取の智頭にいくところがあるのだけど、何年か前に自分も行った場所*1なのでとても親近感がわく。
あと、「古い」と「古ぼける」ということの違いについて。編集者の、
同じシリーズを長くやっていると同じレベルでやってるつもりでも何となーく古ぼけて来るんだよ
今まで以上に努力しないと駄目なんだ
(中略)
池波正太郎だって映画山ほど観たんです
たのきんトリオの映画まで観たんです
(p76)という言葉刺激になる。
続編になると、「家は建ったが数寄にふさわしい生活をしているか?」と引っ越しなどとりあえず終えて生活面の見直しが。猫対策だとかテレビにもなった「柳沢教授」のモデルのお父さんやお母さんのことなど山下さんの実生活の息遣いが感じられる話、とっても楽しい。表装を習いに行かれるのもとても興味がわいた。
数寄です! 3―女漫画家東京都内に数寄屋を建てる (愛蔵版コミックス)
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