クワイエットルームにようこそ

だいぶ前に小説の方を読んだのだけど、映画はテイストがちょっと違うように思った。小説から映画までの間の松尾さんの人生経験が映画に少し違うテイストをもたらしているのだろうか?内田有希を主演にして正解。きっちりやりとげている。「17歳のカルテ」ともイメージが重なるが、あれよりずっと主人公を立たせる位置が誠実な気がする。蒼井優、こんな役もいい!名優!りょうにみほれる。大竹しのぶの使い方もうまい。妙な親しみやすさとあぶなさの塩梅がぴったりだ。