ある程度いい年齢に達した作家の人の書く、「実はこの年までこういうことが苦手でやったことがなくて」というのを体験していく話では、穂村弘の「現実入門 ほんとにみんなこんなことを?」とか思い出したのだけど、穂村さんの方は、「こんなに適応できない自分」っていうのが強調され、ある程度わかるんだけど、男性ということもあり、どっちかといえば「あらまあがんばって。。」と母性本能がくすぐられるような気分になったんだけど、辛酸さんのは、「ああそうそう 同じ同じ」と共感するような雰囲気。自分ってこんなこともできない特別な存在、なんていって逆に実は自慢?みたいな臭みがとりあえずは感じられなく、女として生まれたからにはいわゆるステレオタイプな女の武器を磨いていこうじゃないか。。おろそかにしてきたが。。という姿勢がとっても楽しい。特に「片付けられる女になる」の回は魂に染み渡った。その回の講師をつとめたすはらひろこさんという方の担当するAll aboutの収納のコーナーがまたすばらしい!これは参考になる。定期的にみよう。。
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