おもちゃ

京都の花街で働いている少女が下働きから「おもちゃ」という名の舞妓はんになるまでの話なのだけど、「祇園の姉妹」で山田五十鈴が演じたクールな妹さんの名前が「おもちゃ」さんだったし、ストーリーの上でも、「祇園の姉妹」の影響をとても感じる映画だった。ただ、くらべると騒々しいような感じ。続けてみると「祇園の姉妹」の良さが際だった。ただ主人公の透明感、一緒に働いているおばあさんのいかにも京都の女性という雰囲気、舞台になった路地の陰影はとてもすばらしかった。あと野川由美子さんのちょっと抜けたところのあるような魅力が心に残った。
[rakuten:mammoth-video:10003783:detail]