黒猫堂へ

先週の日曜日、勝手にブックマークさせてもらっている密偵おまささんの日記で気になっていたbookshop黒猫堂に行く。窓から鳩居堂がみえる落ち着くロケーション。姉小路通、ぽつんぽつんと好きなお店があるのだけど、こうして、文化が集積されていく感じって楽しい。京都の古書店、品揃えが立派すぎて無縁な店も結構あるけれど、黒猫堂さんは、わたしが普段読んでいるようなラインアップのものが多く明るく清潔な店内。ゆったりとスティービー・ワンダーの曲がかかったりして、とても居心地がいい。京都に関する本は新本もおいておられる気配。。
買ったのは谷崎潤一郎の「鍵」。「鍵」のストーリーは映画でみて、えらいどろどろしてるなーって感じだったのだけど、棟方志功の挿絵がすてきで。写真の祇園祭風の絵とかとてもいい!そして、もう一冊は宇野千代の「私の作ったお惣菜」。こっちはぱらぱらっと読んだら東郷青児と一緒に暮らしていたこととかが載っているみたいでおもしろそう。。有名なのかもしれないけれど、知らなかった。。宇野さんの方の本は祇園書房のブックカバーをつけてくださる。そういえば、あちらで働いておられた方だとネットでみていた。。祇園書房、いったのは一度きりだけど品揃えに良心やセンスの感じられる書店だった。。なくなったと知って残念だったけれどこうして芽吹いているのだなぁ。。すばらしい!

私の作ったお惣菜 (集英社文庫)

私の作ったお惣菜 (集英社文庫)