9巻目となったこのコミック、軽い読み物のようなみかけなのに、主人公と共に生きている気持ちがする本だ。「少年アシベ」の作者なんで絵もかわいく、一見毒少なめのコミックのようでありながらちゃんとするどい視点やスパイス的な残酷さも盛り込まれていて、だからといって暗澹とした感じはなく、「そうそう、こういうことあるなあ・・」、「近所づきあいや地域の役員もこういう風にやっていけばいいんだなぁ・・」みたいな、ちょっと頼もしくておもしろい友人をみているような心持ちになる。
- 作者: 森下裕美
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2002/03
- メディア: コミック
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