「離婚しようよ」〜ポッドキャスト番組

ネットフリックスのドラマ「離婚しようよ」完走。

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宮藤官九郎大石静の脚本。軽妙で楽しめた。三十代の娘も楽しんでいたがタイトルの元ネタ曲は知らないんじゃないかな?

二世議員と女優のカップルの話なんだけど役者揃いで面白いし、男女の結びつきに関する考え方もまっとうですっきり。結論も良かった。

政治家が主人公だから選挙や政治の話も出てくるが近頃自分がたのしみにしているTBSの「セイジドウラク」というポッドキャストの中でもこのドラマの取材を受けた話が出てきていた。

終始コミカルではあるが、選挙や政治って自分の暮らしを考える身近なものなんだよ、っていう要のところも選挙の持つお祭り騒ぎや実相とともにちらりと描かれていて好感。

山本耕史演じる松坂桃李対立候補は想田氏なんて名前。ドキュメンタリー映画「選挙」を意識した愉快なネーミング。

ついでなので「セイジウラク」についても書くと、

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このポッドキャストを聴くようになったきっかけは主催者二人(TBSラジオの澤田大樹記者と選挙ライターの宮原ジェフリー氏)が中心になって選挙前にした選挙特番youtubeが候補者一人ひとりや政党についてよく調べ本当に投票の際に役に立つ内容でとても好ましかったから。

「離婚しようよ」の中でも選挙ブロガーが面白い形で登場したりしていた。

澤田大樹氏は荻上チキ氏のラジオ番組「Session」でも「国会珍プレー好プレー」なんて時間を担当されたり、武田砂鉄氏の「プレ金ナイト」でも一週間のニュースを振り返る「ニュースエトセトラ」のコーナーを担当されているのだけど信念をもって、だけど語り口は飄々と愉快に報道されている姿勢がとても好ましく著書も読んだ。

質問に行く前に聴取者が知りたいことを募る取り組みをしたり、それなのにそのとき事務的なミスがあったり。。人間らしく微笑ましいその時はさぞパニックだったような話も、生い立ち、高校、大学などの話とともに綴られますます澤田記者が好きになったのだった。

ポッドキャストつながりでは、宮藤官九郎の「宮藤さんにいってもしょうがないんてすけれど」というTBSのラジオ番組も面白く、バックナンバーをポッドキャストで聴いているのだけど、「現代アーティストの愚痴」という回が、登場人物の造形に多少生かされている気もしたり。こちらも澤田氏が招かれ選挙報道の話を語っている回もあったな。

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とにかく自分の好きなものが練り込まれなかなかに楽しい時間を過ごせた「離婚しようよ」であった。