大パルコ人(3) ステキロックオペラ 「サンバイザー兄弟」

wowowで放映したものを視聴。宮藤官九郎氏は、いつも一見なんかかっこ悪げなものを生き生きと描くのがうまいな。今回はサンバイザーに、ウエストポーチ。いわゆるテキ屋ルックの瑛太。さまざまなジャンルの音楽が披露されるが、瑛太氏もインタビューでその話しかでないとおっしゃってたソウルフルなお風呂の唄大変良かった。りょうが美しくまた当意即妙なこと。瀬戸内寂聴風だとか、都知事候補風だとか姐さんだとかもうみんなかっこよく演じていてほれぼれする。三宅弘城氏が七五調を披露するところも好き。宮藤氏の歌舞伎の脚本「天日坊」*1などで出てきた黙阿弥調がここでも生かされている気がする。紅白歌合戦のシーンは原田芳雄氏の「寝盗られ宗介」*2の歌唱シーンも思い出す豪華やら滑稽やら感動やら入り混じったようなよい空気。