この作品はその昔、HPの掲示板で紹介してもらっていて*1、いつか観るつもりのリストに挙がっていた。アマプラで公開していたので視聴。
バス旅行のはなしをすると、父が「或る夜の出来事」?「森の中の淑女たち」?などとタイトルを挙げてきていた。ようやっとあの会話にまともに返事ができる時には、もう彼岸。
新聞記者と逃げ出した令嬢の珍道中。。これは「ローマの休日」*2の元ネタ?と少し観たところで思ったら、みなさん思ってらっしゃるようでこのタイトルを入力しただけで「ローマの休日」と並列して検索結果が出てくる。
上の画像もだけど令嬢役クローデット・コルベールの表情がなんともかわいい。ちょっと娘時代の高峰秀子が「なにさ」って言ってる時のような勝ち気な顔、そしてチャーミングな動作で惹きつけられる。
どうみたって彼女が結婚することになっている男よりバスで出会ったクラーク・ゲーブルの方が格段いい。どう決着がつくのだろうなと思っていたら。。最後に二捻りくらいあってニヤッとさせられる。こう来たか!うまい。
自分の周りの昭和世代の女子をみていても、意外と父親の厳しい目って大事なところ突いてあたりして。。と思うことがあるんだけど、この作品をみて友人から聞いていた彼らの姿が明滅した。
ゲーブルと上司の関係も良いポイントになってるし、バスの中で盛り上がった唄が後半出てきて効果的に使われたり、なかなか洒落た逸品。脚本優れている。