1974年神代辰巳監督作品
直前にみた同じく神代監督の「櫛の火」が観終えるのに努力がいる作品だったので、緊張しながら観始めたがこれは本当にテンポのよいおもしろい作品だった。
早熟な少年正太郎を主人公に据えた、ドライでいて訴えるものがあるこの塩梅!とても楽しめた。
正太郎が太鼓持ちに弟子入りしての俗謡(猥歌?)のようなものを口ずさむところなども神代監督のセンスがきれいに生きている。
正太郎を預かる映写技師の夫婦が出てくる関係でか、田坂具隆監督の「土と兵隊」の画面がたくさん出てくる。
芹明香さんの、からっとむなしい感じまたまた良かった。
- 出版社/メーカー: 日活
- 発売日: 1997/12/01
- メディア: 単行本
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