聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実

「日本のいちばん長い日」*1の原作者、半藤一利氏の監修とのことで、日本映画専門チャンネルで放映しているのを機にみてみた。
映画「軍閥*2で、戦争継続に関して懐疑的でその旨記事に載せた記者が東條英樹により見せしめで戦地にやられる、しかも年齢がいっていたので、その巻き添えで(見せしめと目立たたさないため)同じような条件の無関係の人を一緒に徴用するというエピソードがあったのだけど、状況は違うが対になるような新聞社がらみの場面もあったり、時代が同じだけに、あちらは東條英樹の動き中心これは海軍中心なのだけど、これはあちらで出てきたこの話のあたりだなと思うところが多々あり*3両方続けてみてよかった。少しは頭の中に単語が入って史実を調べてみようと思うきっかけになったから。
ただ映画のつくり方は「軍閥」や岡本喜八監督の「沖縄決戦」*4「日本のいちばん長い日」の方がストイックでずっと好きだ。あちらは大げさに盛り上げたり、思い入れを強調して長く時間をとったりする野暮ったさがなかった。
なぜか心に留まったのは海軍大臣米内光政を演じた柄本明の演技。少し前にみた「シンゴジラ*5官房長官役もよかったが、どう表現してたらいいのかわからないけれど昔の男風みたいなのがハマっている気がした。