スクリーム

何も日本有数のVHS在庫を誇るといわれているビデオショップの、最後の月宣言が出ているさなか、このビデオを借りなくても・・という感じでもあるのだけど、カウンターでホラー映画の話になった時に、『スクリーム』のウェス・クレイヴン監督の作品は群を抜いてすぐれているという話をきいてしまって、それならと借りた。確かに全然退屈させないし、映画愛にも満ちていてオタク心も満たされる。(ホラー映画詳しけりゃもっと楽しめるだろうというシーンも多々。)何重にもはりめぐらされていて楽しめるストーリー。ゲームでもそうだけど、がんばったらなんとか倒せるのでは?という程度の敵対戦が一番熱中するのだけど、ちょうどいい塩梅になっている。そして、こんなやつらどうにでもなれ、という能天気なアメリカの高校生の様子の描写の細やかさ、こわいんだけどなんだか間抜けという緩急のつけ方など絶妙でとても楽しめた。また、ホラー映画がいろいろ出尽くしたあとならではの、ホラー映画の法則説明など、「ゾンビランド*1でみて、クールだと思っていたのだけど、もうこの映画でそういうことやってるんだな。(「ゾンビランド」はさらに発展させた形になっているけれど)

スクリーム【日本語吹替版】 [VHS]

スクリーム【日本語吹替版】 [VHS]

  • 発売日: 1998/01/01
  • メディア: VHS