遙かなる帰郷

アウシュビッツから解放されたイタリア系ユダヤ人プリーモ・レヴィの手記「休戦」 をもとにした映画。解放されてから故郷に帰るまでの物語。
原作者は映画化が決まって喜んだ一週間後に自殺ということがパッケージにかかれていたが、戦争というものが終戦で解決するものではないものということをジョン・タトゥーロの品のよい押さえた演技で伝えている。
ジョン・タトゥーロは芸達者な人だなあ。自分が一番最初にみた「ビッグ・リボウスキ」とこれや「バートン・フィンク」の彼の違いといったら!