昭和元年から映画の世界にいる宮川一夫さんが、幼い時のことからはじまって、この本が作られた1985年までのご自分の仕事の流儀、そこで出会った監督、俳優さんのことなどを語った本。建前で全然語られてなくて読んでいて楽しいし、映画人それぞれこういう人だったんだろうなあという肌合いがわかる。田宮次郎と市川雷蔵への思いが特に胸をうった。
また、自分がみた作品についてはそのシーンが出来た裏話が書いてあってとても楽しめる。
宮川一夫さんはすごい工夫家であり、またキャメラマンというのは一緒に仕事をする監督にあわせた仕事っぷりを大変意識しなければいけないものだなということなど伝わった。、
- 作者: 宮川一夫
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1985/07
- メディア: 単行本
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