見仏記 ゴールデンガイド篇

見仏記も5巻め。最初の頃はおもしろいことを言い出す人の読み物として読んでいたが、途中からみうらさんいとうさんの友情物語のように読むようになって。。だんだん勝手に落ち着いていたが、去年見仏記が20周年を迎えたという状況で読んだこの巻は一緒に年をとってきた仲間の本のように読むところあり、(メメントモリなタッチも増えている。。でも、それが苦痛じゃなくて頷いて読める感じ)また、両氏の、基礎体力というか、仏像への知識、みうらさんの美術出身ならではの見方、いとうさんの古典への造詣などをすごく実感した巻でもある。
いとうさんと同い年の自分も、今年半世紀目の誕生日を迎え、去りゆくものとして後に残る人のためになることをしていきたいという気持ちができてきていて、まずはみうらファンというところから入った私だけどいとうさんの今の主張をちゃんと読んでみようという気持ちになっている。