ミュージカルの王道的なこの感じ、とっても楽しい。フレッド・アステア演じるドン・ヒューズというダンサーが、パートナー(アン・ミラー)にふられ、かわりにみつけてきたジュディ・ガーランドと組むのだけど、アン・ミラーの踊りの持ち味と、ジュディ・ガーランドとの踊りの違いが素人にもわかるように明確に表現されていて楽しいし、アン・ミラーの方はアン・ミラーの方ですごく優雅なのが眼福。「イースター・パレード」の曲は知っていたのだけど、こういう経緯で唄われていたんだという発見。ほかのナンバーも、ビデオジャケットの解説によると歌曲の王様アービング・バーリンという人のの名曲ということで、どれも表情豊かで楽しめる。踊り、音楽、衣装を含めた舞台、すべて豪華でプロの仕事の結集という感じ。そしてそれを感じさせず自然に楽しませる本物。