1996年アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞作品。
淀川さんとおすぎさんの「おしゃべりな映画館4」の中で、おすぎさんが「いい映画だけど、ちょっと地味なのよねえ。」と発言。うん確かに。
娘を連れて村に戻ってきた若きアントニアからひ孫までのその村の年代誌。農村の話だけに耕すシーンもあるけれど、人が育っていき次の種を結び土に還って次のものを生み出すというような、大きな流れの中に人がいる感じ、女性監督らしいたくましさのある映画。
またまたおすぎさんの発言で、「人間の心理の中に隠れているもの、不思議な部分はファンタジーとして描き、人間が生まれて、生きて、死んでいく部分はきちっとリアルに描いている。」とあるのだけど、ファンタジスティックな表現はとても好き。
なにか遠いところに旅にきたような気持ちになる映画だった。
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