ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー

小林信彦さんの「コラムの逆襲」を読み返していたら、少し前にみたビリー・ワイルダーの「ワン・ツー・スリー」*1で、しゃべりっぱなしの精力的な演技をみせていたジェームズ・ギャグニーのことが載っていて、この映画でアカデミー賞主演男優賞を受賞とあった。
wikipediaの解説にもあるように戦意高揚の色彩が強く、そういう時代なんだなあと思いながらの鑑賞。(「Over There」という軍歌は「ジョニーよ銃を執れ」という米軍の兵士募集に使われていた言葉からはじまるのだけど、「ジョニーは戦場に行った」*2はまさにこの言葉をベースにした映画であったことを後の世代の自分にはわかってしまうわけで・・)

好きだったのは「Yankee Doodle Boy」という楽曲の場面

イギリスのダービーのシーンをミュージカルにしたもの。映画の「マイ・フェア・レディ」でもダービーシーン好きなんだけど、こちらの映画の方が先。

ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー スペシャル・エディション [DVD]

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みたのはVHS版 ワーナーホームビデオから出ていた「ハリウッドスペシャル」全三本組の一巻。当時はセット価格で3万円だったようだ・・広告のところに山口美江さんが出ていたり、「カウチポテト」という言葉が出てきたりして、ビデオが発売された時代の空気を感じた。