はじめセリフが全部歌になっているのに慣れるのに時間がかかったり舞台の後ろに映し出される春画に男女関係メインって感じでとまどいを感じたり、それは演出のヘルツォークのオリエンタル趣味なのかな?とか思って納得しようとしていたのだけど、忠臣蔵系の作品をみたら必ずチェックしにいく、忠臣蔵のファンサイトくすぺでぃあでの評をみたら、くすぺでぃあの方のこの作品自体への評価はすごく高く、春画の部分は映像化したときにつけたものらしいことが書かれていた。編集はしないでシンプルな舞台の方が変な色がつかずによかったなあ。シンプルながら舞台を直線使って割ってみたり工夫がいいのだから。
出てくる人の中では佐藤しのぶという人をよく母の日コンサートのTV宣伝でみるのだけど、その宣伝では母親のようなものを感じていたのだけど、遊女役をすごく色っぽく演じておられて声もすばらしくよかった。
ストーリーとしては結構恋愛とからめてある感じで、同じ恋愛とからめてあっても割合クールなまとめ方をしている人形浄瑠璃の方が自分としてはいいな、って思ったのだけど、くすぺでぃあの方によると島田雅彦の台本はすごくしっかりしていて忠臣蔵にすごい詳しいおじいさんが書いたのか、と思うほどならしい。*1島田さんのこともなんだか好きだからその評価ちょっとうれしかったのだった。
- アーティスト: 直野資
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 1997/12/12
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