よい構成だ。「悪」をおこなうわけでなくても失敗というのはこの身にふりかかってくる。できれば避けて生きたいのだけど。でも、ことというのはいつもおきるもの。そのあとの対処だ、人生は。おはなしだから現実よりは精錬された形になっているわけだが、主人公たちが大人になっていくさま、中高生を育ている今読めてよかった。この巻で一番は、やはり根岸に関するところだなぁ。。先輩の手作り品のくだり、絵になりすぎて目の奥がツンときた。
- 作者: 佐藤多佳子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: 単行本
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