アビエイター

 

アビエイター(字幕版)

アビエイター(字幕版)

  • 発売日: 2016/01/25
  • メディア: Prime Video
 

 

基本的にいかにもの大作に触手が動かないたちなんだけど、これはものすごくよかった!マーティン・スコセッシ監督って主人公の弱点の描き方がうまいし、思いっきり苦悩が伝わってくるのだけど、みじめな感じがしないところがとてもいい!ハワード・ヒューズが大富豪であることしか知らなかったけれど、とても関心を持つように。キャサリン・ヘップバーン役のケイト・ブランシェット、「ヘップバーンの真似をしようとして緊張している」、みたいに評されているのもみたことがあるけれど、わたしはちっともそんな感じがしなかった。キャサリン・ヘップバーンってこんな感じだったろうな、と、とても伝わる感じで、本当に楽しめたし、ハワード・ヒューズキャサリン・ヘップバーンの恋愛をすごく当事者的な気分で見守ってしまった。ハワード・ヒューズ神経症ゆえたびたび映し出される洗面所、試写室のような部屋、ライバル パンナム社のトップの部屋、飛行機のスタイルだとか、デザイン面でもとてもおもしろかった。スコセッシ監督の映画の音楽の使い方はいつもいいな、と思うのだけど、この映画でも抜群!胸に迫るし、かっこいい!キャサリン・ヘップバーンにもますます興味をもつようになった。

 

2006/5/10

掲示板でwindshipさんが、上の文章へのコメント

アビエイター」見ました。もう、とてもよかったです!
号泣なんかしたりして。。。。
キャサリン・ヘップバーンはもちろんですが
やはり、ディカプリオの演じるハワード・ヒューズに魅入られました。
病は病としてあるのでしょうが
彼の感じる、彼の置かれていく孤独がとてもよく伝わってきて
それが号泣につながっていったような気がします。
彼は、今で言うところの閉じこもりだったのでしょうか。
強迫神経症という病はあったのでしょうが。)
ディカプリオはとてもよく演じていましたよね?
才能を授けられたものが、陥っていく
孤独という名の陥穽。
それが底なしになっていくと病へとつながっていくのでしょうか。
色々なエピソードや彼を支える人
彩る女の人
そして母。
うーん、母の責任はやはり多大?
背中を押されていなかったら気になりながら見なかったと思います。
とてもよかった。ありがとう! 

 2006/5/11 私のコメント

そうそう!
みるまでもっと大味な映画かと思っていたよ。
食事での豆の配列のシーンとかも
ハワード・ヒューズの気持ち
それに気づくケイトの気持ちがものすごく
伝わったな~。
それらのできごとのあとの
女性遍歴も切なかった。
あと画面の構成もきれいだった。
豆のところも、
悲劇的なんだけど洗面所なんかも・・

それから、あの審問みたいな場面、
とってもすきでした!
どっかのサイトにも
ハワード・ヒューズホリエモン
スケール大きい版みたいなことが
書いてあったけれど
ちょっとそれ感じるな~。 

 2006/5/11 windshipさんのコメント

そうそう、豆の配列のシーン印象的でした!
上院議員だかが、知っててグラスに指紋をつけるシーンも、ドキドキでしたよ。
おっしゃるように、デザイン的にきれいなシーン(簡単な言い方だけど)がたくさんありましたよね。
飛行機の機体を触っていくシーンも
彼流の美意識と高みへのこだわりが感じられて
こんな人と仕事ができる環境は恵まれていると同時に
大変やろな~~と思っちゃってました。

ケイトは運命の出会いをするのに
彼は、惨めな付き合いを重ねていくことになる。。。
ほんと、やりきれなかった。。せつない。 

 2006/5/12 私のコメント

そうそう 飛行機のあのさわっていくところ!
そして、パンナム社長の部屋のデザインもよかったねー!

そして、部下に感動したわ!
あの会計士の人 時々みるかおだったけれど誰だったけ?
並外れた人のそばにいる人ってきっとああいうことあるだろうね。 

 2006/5/13 windshipさんのコメント

>あの部下の人
ジョン C.ライリー よく見ますよね~~
すぐ思い出せるのは(^^;)「シカゴ」でレニーにコケにされるご主人役です。
めぐりあう時間たち」にもでてましたよね。
なんか見てみたら、「マグノリア」「ブギーナイツ」「NY式ハッピーセラピー」(みてないんですけど)とか、いろいろでてはる!