「アビエイター」の中でもハワード・ヒューズがプロデュースして、非道さに映倫からストップがかかりそうになるという逸話が出てくる「暗黒街の顔役」を観た。現在の基準から考えると、とても品のいい感じ。やたら火薬が使われたり、血しぶきがあがったりするのでなく、直接的でないけれどちゃんと伝わって・・こういう感じでいいんだよ!という気にさせられる。これをリメイクしたアル・パチーノ版の「スカーフェイス」を先に観たのだけど、あちらは、時代が後になっているからマフィアの取引の内容も変化していて・・骨格は似たところもあり、対比して観るのも楽しかった。主人公のトニーの手下役二人の描写もとてもうまい!デ・パルマの「スカーフェイス」にくらべ、短い時間できっちり描かなきゃいけないところはきっちり描いているような気がした。
- 出版社/メーカー: アイ・ヴィ・シー
- 発売日: 1993/12/16
- メディア: VHS
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